産院選び、産後うつにならない為に 過度な母乳神話・母子同室は危険です

育児
スポンサーリンク

私、びあままは産院選びを完全に失敗し、母乳が出ずに産後ウツになって、産後退院しました。

私はありがたいことに、周りに育児経験者がたくさん居ました。産後ウツであるということを理解し、支えてくれました。

地元住みの長所です。

でも、そのような環境にない方も多くいらっしゃると思います。

産後ウツを甘く見てはいけません。自分だけではなく、子どもにまで辛い思いをさせます。
私の失敗例を参考して頂いて、少しでもウツになる方が減ればと思い今回まとめてみました。

産院を選ぶための情報はあるが、初産では何が重要かわからない

出産そのものに対する情報は溢れてて、人生の一大イベントだから調べる人が多いと思います。
私もざっくりと集めました。

ネットで集めたざっくりした情報は

総合病院と産婦人科医院の違いは、だいたいどのサイトも書いてあることは同じで以下の通りです。

総合病院

ハイリスク妊婦さんは安心
出産時のイレギュラーに即対応
でも、検診も出産もどの先生に当たるかはわからない

産婦人科

医院個性豊かで出産方法も色々
先生は検診も出産も一緒
でも、イレギュラーが起きると総合病院にまわされる

一生懸命に調べましたが、そんな情報が多かったように思います。

個々の産院の情報を集めてまとめると

口コミサイトとかだと先生や助産師さんが優しいとか、病室がきれいだとか、そのような情報が多いように感じます。
地元の友だちから集めた情報は、病院食が美味しかったとか量がどうだとかの情報が多かったような。

それだけでは産院による母乳推進の程度の違いがあるなど分からなかった

どこの病院に行っても、壁に「母乳育児推進します」的なポスターが貼ってありますし。母乳の素晴らしさが書いてあります。
だから、どの病院も母乳を推進していて、母乳が子どもに良いんだなと思っていました。

しかし、病院により母乳推進の程度は全然違いました。

産後の母乳の方針は、全くと言って良い程、調べきれていなかったです。
後から出会ったママの話しを聞いて実感しました。

産後の体力面・精神面のことはおざなりだった

体力面・精神面のことまでは考えていませんでした。

産後ウツになる人が多いという知識はあったんですけどね。
「頑張るぞ」とぐらいにしか考えていませんでした。

母乳推進の総合病院での産後の私は

産後の疲労が溜まったまま同室スタート

産んだ時間も悪かった?

夜10時に出産し、なんやかんや産後の処理や病室へのお引越し等々で忙しく過ごしました。
産後2時間程度しか寝ていない状態の朝7時からの母子同室スタートでした。
(産んだ時間を問わず、次の日からの同室がルールだった)

その前日はよく考えたら陣痛で、やっぱり2時間も寝ていなかったんだよなぁ。

何がわからないのかがわからない

病室へのお引っ越し後、何の説明もなく娘が登場。
「はぁーい、赤ちゃんですよー、泣いたら授乳して下さいね」と言って去っていく看護師さん。

娘が泣いたが、どう授乳して良いのかわからない。
でも、こんな簡単にナースコールしても良いのかもわからない。

葛藤していたら、看護師さんに何故聞かなかったのかと怒られるという。(ナースコールしろと言われていなかった)

結局、教わったものの泣きやまないし寝ない。

母乳が出てなかったんだから当たり前なんですよね。
でも「母乳は出てるはずよ、どうしたのかしら」で済まされていました。

当然、私も産後に休息を取れていない状態です。

母乳が足りないと判明してもミルクを足してもらえず

産後3日、やっと母乳が足りていなかった事が判明

砂糖水を飲ませてもらえる事にはなったものの、度々はもらえませんでした。
基本的に、ミルクをあげないためにどう母乳で努力しましょうか、というスタンスでした。

当然、空腹の娘は殆ど寝ずに泣いていました。
母乳をあげる前後で体重を測るも、あげた後の方が軽くなっていました。

「母乳を飲もうとしてエネルギーを消費したのね」と言われましたが、砂糖水やミルクを増やしてはくれませんでした。

助産師や看護師の方針の違いに翻弄される

同室の他のママや赤ちゃんが寝ている中、ギャン泣きしている娘を抱っこして途方に暮れるていました。
そうしたら、助産師さんに「廊下を抱っこして歩いていると気分が変わって泣きやむ事もあるわよ」とアドバイスを受けまして。

フラフラと歩いていたら、他の助産師さんに「用事も無いのにフラフラ歩いていたら危ないじゃない、落としたらどうするの、戻りなさい」と怒られました。

後から思えば、どないせよと、、、。

私の努力が足りないと、思いつめる

産後に体力も回復ぜす睡眠不足の状態で、泣き続ける娘を見て「私の母乳が出ないから、こんなに辛い思いをさせているんだ」と思いつめました。

色んな助産師や看護師に、色んな抱き方での授乳を教わりました。
皆んな色んなことを言うわりに「授乳の仕方をもっと工夫して頑張って」と、そこは同じことを言われました。
私の努力が足りていないんだと思いました。

こうして立派な産後ウツになって退院してきました。

退院後のウツ状態の私の様子は

後から考えれば完全に洗脳された状態

授乳の際の努力が足りないと半ば洗脳され、退院後も同じペースでしかミルクを足さずに頑張りました。

1回の授乳に2時間かけていました。娘は吸い続けていました。
母乳は善、ミルクは極力避けるべきものと刷り込まれていました。

そう、今考えれば洗脳状態でした。
弱っている人(産後の私)に、絶対的な人(医師、助産師、看護師)が強く指導。
これは、完全に洗脳できる図式ですね。

夜中も、寝室では翌日も仕事の旦那を起こしてしまうので、ずっとリビングで抱っこ。
産んでからずっと、私の合計睡眠時間は3時間以下で頑張りました。

「母親失格」的なカルテが見えてしまう

退院1週間後、予約してあった病院の母乳相談で現状を相談しました。

助産師さんがミルクを与えた後は長く寝やすいと言ったので、「じゃあ、夜ミルクをあげれば少しは夜も寝てくれそうですね」と言ったら、「あなたの都合で、ミルクを与える時間を決めるの?」と怒られました。
「まぁ、人それぞれ生活スタイルはありますけどね」と苛立つように言っていました。

さらに退院2週間後、再度病院に行った際に電子カルテが見えてしまいました。
そこには「母乳育児をしたいと言うのに、夜は寝たいと矛盾したことを言う母親」と書かれていました

私の心、崩壊

ここで、私の心は壊れました。

総合受付に戻った後、一緒に来てくれていた母に「私、一生懸命頑張ってるけどダメなのかな」と号泣してしまいました。

母は「そんなこと気にしたらいけない、十分頑張っているじゃない」と慰めてくれました。そして、産婦を精神的に追いつめるような指導をする病院に対して激怒していました。
それでも、やはり病院は医学的根拠に基づいて指導しているはずだから、と私は思っていました。

『母乳でなければ悪、母乳で頑張らないと母親失格』の洗脳が解かれ、母の「初乳さえちゃんとあげてれば、後はミルクで大丈夫だよ」の言葉を受け入れられるまで、そこから3ヶ月かかりました。

産院選びは産後のこともよく考えれば良かった

病院の行き過ぎた指導の被害者は娘

当時のことを思い出すだけで本当に辛くて今でも泣きそうになります。
娘には申し訳なく思います。
産まれてしばらく空腹の状態を続けさせてしまってどんなに辛かったか、本当にごめんねと。

もう少し私が精神的に強ければ結果が違っていたのかな、と思います。
そして、産院を選ぶときに「産後のケアの面は自分が頑張ればいいや」と産後を精神論で乗り切ろうと考えた甘さが、娘に辛い思いをさせる結果になったと考えています。

総合病院は何となく選ぶ病院ではない

トラブルがあった人でもなければ、特別に気にかけてはもらえない

全ての総合病院で、とは言いません。
でも、総合病院はそもそもリスクがある産婦さんを受け入れることに重きを置いています。
トラブルもなく出産していたら、向こうからいつも気にかけてもらう事はムリです。
何せ多数が入院しているのだから、その中の平凡な1人です。

リスクがある訳でもなく、何となく安心という理由で総合病院を選ぼうとしていたら、今すぐに考え直してください!!

産婦人科医院の、規模が小さいからこその長所

産婦人科医院で産んだママたちにも色々と聞きました。
たまたま、児童館主催のイベントに参加する機会があったからなんですけどね。

「病院側から色々と気にかけてもらえ(ママの体力含め)、相談も親身に乗ってくれた」とか「すごくアットホームでー、気軽にたくさん話した」とか、「退院するときに、助産師さんとさよならするのが寂しかった」とか。
産婦人科医院は、規模が小さいからの長所がたくさんあるんだなと感じました。

「助産師さんによって、言うことが違うなんてありえない(笑)」だそうで。

産婦人科医院で産んだ方で「チームワークを感じた」という方は多かったです。
授乳も、初乳は飲ませるよう努力しつつも、親身になって柔軟に対応してくれているようでした。

全ての産婦人科医院でそうだとは思いませんが、あの時の私に必要なケアがてんこ盛りでした。

大所帯の総合病院では職員の意思統一も難しい?

助産師さんや看護師さんが多いと、意思統一がしずらいのかなぁと思います。
私が産んだ病院の感想だけで言うと、明らかに若手とベテランで方針が違いましたね。

第2子以降であれば話半分でやり過ごして、退院後は子どもの様子を見て育児できるのかもしれません。
しかし、初産で右も左もわからない私は右往左往でした。

大所帯の職場で全員の方針を一致させるのがどれだけ難しいかは、私も会社員なのでわからないでもないんですよね。
チームワーク、特に女が多い職場では難易度が高すぎる。
でも、ダメですけどね!!

特に理由も無い私は産婦人科医院で産むべきでした

だからと言って総合病院が悪い訳ではない

とは言え、総合病院での出産はやめた方が良いと勧めている訳ではありません。

事実、私より1ヶ月早く同じ病院で第1子を産んだ友だちは、リスクがある産婦でもなかったですが、問題無く過ごしたと言っていました。
彼女は科が違うとは言え、看護師であることが大きいかもしれませんが。

妹も同じ病院で私より7年前に出産していますが、妹は何の問題もなく退院しています。
誕生してきた甥の方は黄疸で退院が伸びましたが、適切な対応でその後は何も問題なく過ごしています。(但し、黄疸は生後の栄養で発症率が変わるという説もあるので注意)

総合病院にはイレギュラーに対応できる設備や、色んな科の先生がいらっしゃいます。
何かしらの理由がある方は、対応できない可能性のある産婦人科医院よりも、対応できる総合病院で出産するべきだと思います。

行き過ぎた母児同室は考え物

出産は全治1か月の大ケガです。ましてや、入院中はケガを負った直後です。
確かに、退院後は自分で対応しなければなりません。慣れることは大事です。

だからと言って、出産の体力が回復しないうちから終日子どもと同室はいかがなものかと痛感しました。
何かあったら預けて良いとは言われていましたが、私たち親子の場合はずっと何かの途中の状態でしたし。母乳相談しに行っても、じゃあまた来てねと戻されましたし。

行き過ぎた母児同室は考え物です。何のために入院しているんだと言う話しです。

ミルクを与えることは大事なことです

病院によっては出産直後はミルクを足すべきだと指導される

むしろ親友が出産した病院では、出産直後は母乳だけでは栄養が足りないのでミルクを足さないといけないと指導されたそうです。
もし私がこの病院で出産してたら、娘は辛い思いをしないで済んだんだなとその話しを聞きながら思いました。

その病院は、産婦へのケアもすごい行き届いていて、だからと言って退院後の生活がうまくいくよう指導もしてくれたそうです。
私も親友が入院中に病院に行きましたが、元気に過ごしていて、本来は産院はこうあるべき!と強く思いました。

そして親友がそんな病院で出産できて良かった、私のような思いをしないで済んで良かったです。

よく考えたら完全母乳の自分はポンコツ

完全母乳で育った私は、今回の出産で重症の産後うつになったことでもわかりますが、あまり精神面は強くありません。

他人と比較すると、運動神経も人より悪いし、成績も悪かったです。
喘息持ちだったり、体も強い方ではありません。
しょっちゅう風邪ひいてるし。旦那によく怒られてるし。人見知りだし。優しい方々に支えてもらってなんとか過ごしています。

よくよく考えたら、同じく完全母乳で育った妹も似たり寄ったりです。

完璧だなぁと思う友人は完全ミルクだった

子どもの頃から頭が良くて有名大卒、運動部ではレギュラー、すごく気づかいができる女性で友人がいっぱいいる彼女。

2児の母でもありキラキラしています。

後から知ったのですが、その子とそのお母さんが出産祝いを届けに我が家に来てくれた時に、完全ミルク育ちと聞きました。

母乳もミルクも関係なくね?いや、ミルクの方が良くね??と痛感。(あくまで個人の見解です)
もちろん母乳やミルクだけじゃなく個人の資質が大きいのですが。

「生後3日間は母乳が出なくても大丈夫」には科学的根拠が無いと指摘されている

最近では、赤ちゃんは水筒とお弁当を持って産まれてくるという、いわゆる“完全母乳栄養法”に疑問を投げかける専門家も出ています。
驚くべきことに、助産師たちが口を揃えて言っていた「水筒・お弁当」には何の科学的根拠がないと言っています。

むしろ、生後3日間の飢餓状態が赤ちゃんに悪い影響を与えるという見解もたくさん出ていますので、興味がある方は「赤ちゃん 水筒 お弁当 根拠」でググってみて下さい。

確かに「お弁当・水筒」の科学的根拠を、見たことも聞いたことも無いです。
現在は娘は元気に過ごしていますが、これを読むと、あの時の飢餓状態の時に娘にトラブルが起きなくて良かった、とても危ない状態に置かれていたんだと痛感しました。

授乳に関する国の指針が変わりました

2019年3月に、赤ちゃんへの授乳に関する国の指針に、母乳によるアレルギーの予防効果はなく、粉ミルクを併用する混合栄養でも肥満リスクが上がらないことが明記されることになりました。

過度な母乳指導による、産後うつの増加(私のようなケース)が問題視されての事だそうです。
すぐに劇的に病院での指導が変わるとは思えません。
しかし、これにより産院でのママへの指導に、早く変化が出ると良いなと思います。

もし、この記事を読んでくれたこれから出産するママが、同じような思いをしないですむように願っております。

タイトルとURLをコピーしました