
運動会で撮影した動画の編集とか無理!
でも観に来れない祖父母たちに期待されてて困る、、、。

そんなあなたに、編集しなくてもそこそこになる撮影方法をお伝えしたい!!
私、映像制作の仕事をしてたんです。
だからこそ思うんですよ。「動画の編集とか面倒くさすぎて白目」
編集せずに流して見るだけでそこそこ見栄えのする動画撮影の方法をお伝えします!
プロのカメラマンから聞いた内容も盛りだくさん♡
これで観に来れない祖父母たちへ渡す動画もバッチリです!
その前に「撮影自体がちゃんとできるか心配」という人は、ぜひこちらを読んでみてください。基本的なことを網羅しています。↓↓

運動会が始まる前から撮影は始まっている
運動会が始まる前から撮影は始まってます。
自宅での様子や会場に向かう姿を撮影
出発前の自宅での様子。自宅から会場へ向かう姿。
気分が高まっている姿はぜひ記録に残しておきたいところ。

よくドキュメンタリー等で、本番当日に会場に向かう姿を撮影していますよね。
ああいった感じです。
当日に見に行けず、後日映像だけを見る人にその日の雰囲気が伝わりやすくなります。
看板、会場内の雑観を撮影
運動会が始まる前に、会場前の看板はぜひ撮影しておきたいです。
人が集まり始めて「ガヤガヤ」といった声が入っているとより雰囲気が出てGood。
動画を見ていて、いきなり開会式や競技が始まるよりも「ああ、今から始まるんだな」とワクワク感が生まれやすいです。

そして数年後に「この動画いつのなんだっけ?」状態になったときに、看板に書いてある年度が思い出す手掛かりになります。
会場内の雑観もぜひ撮影したいところ。
「ああ今からここで運動会が始まるんだ」と、こちらもワクワク感を出すのに一役買います。
競技・種目別の撮影のしかた
何を撮影するかによって見栄えがする方法、もしくは現実的に撮影しやすい方法は違います。
開会式・閉会式
運動会の開会式や閉会式。
身も蓋もない言い方になりますが「自分の子どもが一番端の列にいる」「自分の子どもが一番前だ」でもない限り、上手に撮影するのは無理ゲーです。

プロのカメラマンに聞いても、ムリだよと言われました(笑)
だって、全学年のとんでもない人数がいるんだもん。
ただ、会場によってはチャンスはあります。
それは小高くなっている場所がある会場です。
ここに三脚を使って高い位置からズームで撮影すれば自分の子供の顔がわかるように撮影できる『かも』しれません。
基本的にプロでも自分の子供を上手に撮ることは諦めるとお考え下さい。
とは言え「開会式の様子」を少しだけ撮影しておいた方が当日の雰囲気が伝わりやすくなります。
- 入場行進の様子
- 園長先生・校長先生の挨拶
- ラジオ体操
- 退場の様子
これを、それぞれ10秒ぐらいづつ残しておくと良いかなと思います。
お遊戯(運動会)
お遊戯も、なかなか撮影の難易度は高いです。
クラスの位置はわかっていても、その中の自分の子供ってなかなか見つけづらいんですよね。
こちらもプロのカメラマンに聞きました。

本来は、子供の目線の高さから撮影した方が臨場感のある映像が撮れる。しかし、撮影可能な場所が決められている環境を考えるとそれは難しい。
諦めて高い位置から確実に子供を撮るのが一番上手に撮れる。
三脚が許されるのなら使うことが望ましいけれど、禁止の場合は背の高い一脚や腕を伸ばして撮影するしかないです。
徒競走
徒競走は撮影場所の確保が全てです。ゴール前正面の最前列を確保してください。
それさえできればかなり格好の良い動画を撮ることが可能です。
プロのカメラマンさんに聞いた簡単に格好の付く動画を撮る手順をザクっと説明します。
- ゴール前正面に、カメラの高さを子供の目線ぐらいの低い位置にしてスタンバイ
- 自分の子供の前のレースのうちに、ゴールより10m手前地点がうまく撮影できるぐらいのズーム具合に調整しておく
- 前の走者がコースから消えたらゴール地点の地面映し撮影開始
- 地面からゆっくりカメラを上に向け次の走者を移す(レース開始前)
- レース開始後は、それ以上にズームせずに撮影
- ゴールに近づいてきたら子供がフレームアウトしないよう、ゆっくりズームアウト
レースの前半は子供の顔が判別できなくても良いので必ず全体が映るように撮影してください。(ゴール前で判別できるので大丈夫です)
子供をアップにしすぎて他の子供が映らないと状況がよくわからなくなるので、全体が映るように撮影しましょう。
ゴールが近づいた辺りで子供の表情がわかるように、そしてゴールの瞬間の表情と着順がバッチリ撮れると臨場感がアップします。

他の子供が走っているときに何回か予行練習をしてください!
ぶっつけ本番じゃ撮りそこなう可能性大です。
3〜4の地面を映してからのパンアップで撮影するのはちょっと上級者向けですが、成功するとなかなか格好良い映像に仕上がります。
1人の為に何台もカメラを出せない環境なら、この撮影方法が最善かと。
ちょっと細かいですが、ぜひ可能な範囲でやってみてください。
リレー
リレーも徒競走と同様で撮影場所の確保が重要です。とにかく最前列の確保は必須です。
最前列でカメラを子供の目線ぐらいの高さにして撮影すると、臨場感のある動画が撮影できます。
撮影ポイントに関して。正直、好みの問題の部分が大きい気がしますが、、、。
次の人へバトンを渡す最後の瞬間を撮りたい人も多いかと思いますが、バトンを受け取ってコーナーに入ってすぐぐらいの場所がおススメです。
- レース開始から自分の子供が走るまでは引き画で全体がわかるように撮影
- 自分の子供がスタンバイを始める少し前から、スタンバイする子供が全員映るようなズーム具合でバトンの受け渡しゾーンの撮影を始める
- 自分の子供がバトンを受け取ったら、ズームアウトしすぎず表情がわかるように撮影
- コーナーを曲がり顔が見えない角度になったら、ズームインをできるだけせずに少しづつ引き画にしていく
- バトンを次の走者に渡すときは前後の走者がわかるぐらいの引き画にする
- 自分の子供が走った後はリレー終了まで引き画のままで全体がわかるようにする
- 先頭の最終走者がゴールする直前に、ゴール付近をズームにし着順がわかるように撮影
走り終わってバトンを渡すタイミングを引き画で撮ることで、走った結果どうなったかをわかりやすく動画を見ている人に伝えることができます。
運動会が終わっても撮影は終わらない
運動会が終わっても、もちろん撮影は終わってませんよ!
人が減っていく雑観を撮影
人が帰り始め少しづつ会場が寂しくなっていく様子は、動画を見ている人に「ああ運動会が終わってしまったんだな」という寂しい印象を与えられ、締めにピッタリです。
長時間撮る必要はありませんが、ぜひ少しだけ撮影してみてください。
一気に動画の印象が締まりますよ。
帰宅後の様子や感想コメントを撮影
運動会が終わり家に戻ってよそ行きではない本来の姿に戻った子供の、記念品で遊んだり徒競走の順位リボンを自慢する姿をぜひ撮影してください。
そして、運動会の感想コメントをぜひ子供にもらいましょう。撮影者はインタビュアーとなりどんどん質問し、子供の感想をどんどん引き出してください。

この部分はドキュメンタリー作品のエンディングを想像して撮影してみてください。
葉加瀬太郎さんのエトピリカが流れている場所です(笑)
リラックスしている姿を撮ったところで、撮影は終了です。
撮影の心得
無事に運動会の動画撮影をできるための心得をお伝えします。
ドキュメンタリーを作るイメージで撮影
2度ほど私の解説でも出てきた『ドキュメンタリー作品を作るイメージで』。
こう考えると撮影イメージが湧きやすくなるのではないでしょうか?
頭の中に某有名ドキュメンタリーをイメージしてください。有名なバイオリンオープニング曲から始まり、有名バイオリン曲で終わる。

ちょっと壮大になり過ぎと感じるかもしれませんが、遊び心を持って撮影した方が楽しい動画に仕上がりますよ
ここで解説した全てを実行しなくてもそこそこ撮れる
今までの説明は、まぁそれはそうなんですが。言っても、現場でのハプニングは付き物です。
全てを実行できなくても基本を理解して撮影に取り入れられれば動画の仕上がりはかなり良くなると思います。

全てをちゃんと撮ろうとしてガチガチにならずに大丈夫です。
リラックスして撮影してくださいね(その方が失敗しない)
- 運動会の前後や雑観も撮る
- 子供を撮るときアップにしすぎず全体の様子もわかるようにする
- 子供の目線の高さから撮影すると臨場感がアップする
- ズーム・ズームアウトをするときは、とてもゆっくり少しづつ
これをぜひ心がけて撮影してください。
以上、編集無しで見栄えのする運動会の動画撮影の方法でした。
皆様がすてきな動画撮影が出来ますように。
基本の『き』の撮影方法はこちらをご参照ください↓↓
